案外、おざなりにされがちなのがデータのバックアップ。Amazon S3を使ったバックアップを紹介します。
なぜインターネットにサーバを借りてまでバックアップを行う必要があるのでしょう?
DVDにデータを保存してあるから、外付けのHDDを購入してデータをコピーしているから、データのバックアップは取っていますと言う人が大多数です。ですがバックアップが同じ場所に置いてあったのでは、災害や盗難のときに同時に失われてしまいます。写真など二度と手に入らない人生の大切な思い出を保存するにはあまりにも脆弱だと思いませんか?
災害からデータを守るには遠く離れた別の場所に保管する必要があるのです。
それと同時にバックアップデータが壊れていない事を補償しなくてはなりません。HDDの寿命は数年、DVDでも10年程度しか持ちません。定期的にバックアップのデータが壊れていない事を確認し、もし壊れていればバックアップを取り直す必要があります。ここまできっちりしたバックアップ環境を個人レベルで手に入れられる数少ない方法がインターネット上のサーバにデータを保管しておく事なんです。
インターネット上でデータファイルを預かってくれるストレージサービスはDropBox、SkyDrive、Google Document,Picasaなど有償無償で様々なサービスが提供されています。ではなぜその中からAmazonS3なんでしょう?
1.容量がほぼ無制限
DropBoxなど無償~使用できるサービスでは、使用可能な容量の上限は5GB程度に制限されています。写真など1枚で数MBになりますから、数百枚の写真をバックアップしようとすると、すぐに無償サービスでは対応できなくなります。追加料金を支払えばディスク容量を拡張する事が出来ますが、それでも容量の上限は数重GB~100GB程度に制限されている事が多いのです。
その点でAmazonS3なら最大で5TBまで・・・ほぼ制限なく利用する事ができます。
2.意外に安い
AmazonS3の容量単価は1GBあたり10¢/Mと他のサービスに比較して割安です。
例えばDropBoxの場合は50GBの契約で、容量単価は20¢/Mです。しかも、DropBoxなど他社のサービスの場合は実際にその容量のファイルを預けているか否かにかかわらず数十GB単位で容量を購入する事になりますが、AmazonS3の場合には実際に使用している容量分しか料金がかかりません。
3.拡張性も高い
AmazonS3を操作するアプリケーションを作れるようにAPIが提供されています。そのおかげでサードベンダーからバックアップ用ソフトが有償無償で提供されています。これらのアプリケーションを活用することで、自分好みの使い勝手を得ることができます。
月: 2011年6月
コマンドラインからドライバをインストールする
コマンドラインからデバイスドライバのインストール/アンインストールを行うには二つの方法があります。ひとつはrundll32を呼び出してINFファイルのDefaultInstallセクションを実行する方法。もうひとつはマイクロソフトが無償で配布しているコマンドラインからデバイスマネージャ相当の事を行うツール(devcon)を使用する方法です。
rundll32を使用する
インストール: rundll32.exe syssetup,SetupInfObjectInstallAction DefaultInstall 128 sample.inf アンインストール: rundll32.exe syssetup,SetupInfObjectInstallAction DefaultUninstall 128 sample.inf
rundll32.exeのコマンドラインパラメータに上記のように指定します。128という数字はインストール動作を指定するオプションです。インストール後に再起動したい場合には129などと指定します。
モード | 意味 |
0 | システムが用意した .inf ファイル。 |
128 | .inf ファイルがあるディレクトリを指定。 |
+0 | コンピュータを再起動しない。 |
+1 | コンピュータを再起動する。 |
+2 | ユーザに確認をとってから再起動する。 |
+3 | 必要があればユーザの同意を得ずに再起動する。 |
+4 | 必要があればユーザに確認をとってから再起動する。 |
残念ながら、この方法はすべてのドライバに使えるわけではありません。DefaultInstallセクションが記述されているINFファイルだけに使えます。DefaultInstallが記述されてない場合にはエラーになります。
アンインストールを行いたい場合には、同じようにDefaultUninstallセクションを呼び出します。
devconを使用したインストール
devconはMicrosoftが配布するコマンドラインツールです。こちらのURLからダウンロードできます。
インストール: devcon.exe install sample.inf devcon.exe update sample.inf アンインストール: devcon.exe remove sample.inf
デバイス名に”&”などが含まれる場合には、デバイス名をダブルクォーテーションで囲む必要があります。
レガシーデバイスの場合にはinstallコマンドで、PnPデバイスの場合にはデバイスを装着した状態でupdateコマンドを使用します。