CruvesをTVで紹介しているのを見て・・・

女性専用、30分フィットネスのCurvesって前々から気になってはいたんだけど、女性専用だから中の様子をのぞくわけにも行かず、TVで紹介されているのをみて目から鱗でした。
なにが凄いって、従来は必須ともいえたサービスをごっそりと削ぎ落としていること。フィットネスクラブと言えば、定番はルームランナーとか、サイクリングマシンとかでしょ?その手の定番マシンはなくてシンプルな筋力トレーニング機器しか置かない。シャワーもバスルームも全部なしという割り切り方が凄いなぁと。
実はルームランナーとか、サイクリングマシンって占有時間が長くて、30分くらいは使い続ける。仮に待ち時間を5分以下にしようとすると、おのずと6台も同じ機械を入れることになって、設備が肥大化してしまう。そこで占有時間が長くなるような機器はすべて排除して初期投資コストを抑えるとともに、施設を簡略化したんだろうな。
そして、限られたマシンを短い時間でストレスなくローテーションさせるために、1回30分、五分ごとに機器を渡り歩くという独自のトレーニングメニューが生まれたんだろう。
で、男性は個人ごとの筋力差が大きいので、トレーニングマシンのウェイト調整が必須になるけど、女性なら軽めのウェイトで調整なしでローテーションできると・・・。
シャワーやバスルームをなくしてしまったけど、小規模化して住宅地のそばに展開するなら、別になくても構わないわけだ。
一つ一つの仕掛けがうまくかみ合って新しい価値を提供しているんだなぁと思ったら感動した。

はやぶさ、大気圏突入まで後16時間

はやぶさの体験突入は本日22時50分の予定。
報道ではあまり強調しないけど技術試験探査機なので、最重要任務は小惑星のサンプルを持ち帰る事ではなく、技術試験なのだ。今回の再突入で試験される技術は二つ。
ひとつは大気圏再突入カプセルによるサンプル回収。地球の引力圏の外からサンプルを持ち帰るのは世界でも初めて。そして秒速12Km(地球の引力を振り切るために必要な速度)で、大気圏再突入をおこなうのは3例目(米国の彗星探査衛星スターダスト、太陽風探観衛星ジェネシスの二機)。失敗しても、成功しても、重要な知見を得られるので、世界中で観測体制をしいて待っています。
もう一つは、地球に落下する恐れのある隕石の観測予測システムの検証。これは後から追加されたミッションです。「地球の引力圏の外からやってきて、確実に地球に落下する事が分かっている物体」と言うのは滅多にないので流用されていたりします。
計画当初は地球に落下せずに、他の天体の観測に再出発させる予定でしたが、故障が頻発したため余力が無くなってしまったのです。惑星探査機を使い捨てにせず、地球に戻した後再利用するという、世界初の試みでしたが、あいにくと実現できませんでした。

250円格安お弁当屋の作り方

確実に売り切れる分しか作らない。欠品による機会ロスを容認し、賞味期限切れなどによる廃棄ロスを最小にすることで、リスクを最小化する。これによってた原価率が高く薄利であっても確実に利益を上げ、継続的に商売を行うことが出来る。
もちろん最終損益をプラスにするだけの最小販売数を売り切れる立地とか、弁当の原価を低く抑えるとか、固定費を抑えることは必要でしょう。でも、もっとも重要なのは売切れる量しかつくらないことで、赤字になるリスクを抑えることだと思う。
一般的な飲食業の原価率は30~40%程度だそうだ。飲食業は売り上げ変動リスクが大きく、売り上げが減少すると、食品の賞味期限切れにより廃棄ロスが急増し、あっという間に赤字になると言うリスクを負っている。そのためどうしても原価率を上げることが出来ないのだ。そこで商売の原則に反して売り切れを認めることで、高い原価率で商売できるようにしたところが凄いのだ。
あるリスクを容認することで、あるリスクを押さえ、新しいソリューションを生み出す辺り、セキュリティの考え方にも近いものを感じて感動した。
#某経済NEWSで「たくさん一度に作るから安く出来るんですよ」などという
#経営者の声を紹介していたけど、んなわけねぇだろ。

Google App EngineでCookieを使う

Google App EngineでCookieを使う場合には、Pythonの提供するCookie関連クラスを使うことは出来ない。変わりに「self.request.cookies」と「self.response.headers.add_header」を使うことになる。
Cookieの書き込みには「self.response.headers.add_header」を使用する。以下のようにheadersコレクションを直接に追加する以外に無いようだ。

myCookie = 'name=%s; expires=Tue, 1-Jan-2030 00:00:00 GMT;' % myName
self.response.headers.add_header('Set-Cookie', myCookie )

Cookieの読み込みには「self.request.cookies」を使用することが出来る。以下のようなコードで読み出すことが出来る。

myName = self.request.cookies.get('name', '')