OneDrive(旧SkyDrive)にて提供されているアプリケーションは、パソコン上のドライブに保管されているファイルと、SkyDrive上の指定したフォルダとが同一の状態になるように、ファイルをコピーするだけの物でしか無い。いわゆるミラーリングする機能でしかない。この方法ではOneDrive上の全てのデータをファイルをパソコン上のファイルと同じように扱えるようにしようとすると、OneDriveと同一のストレージ容量が必要になる。ストレージ容量が数十GB程度のうちは良いが、Office365を契約した場合は数TBとなり、あまり現実的ではない。
実はOneDrive上のファイルを、コンピューター上にインストールしたMicrosoft Officeから扱う場合、背後ではWebDAVにてアクセスしている。従ってWindowsのファイルシステムとして、OneDrive上のフォルダをWebDAVとしてマウントし、エクスプローラーや普通のアプリケーションからアクセスすることが出来る。
- Internet ExplorerからOneDriveに接続する。その後適当にWORDのファイルを作成する。
- Word Onlineのページが表示され、先ほど作成したWORDファイルが編集状態になっているはずです。ここでWord Onlineのメニューにある「WORDで開く」を選択します。
- コンピューターにインストールしてあるMS-Wordが起動して、先ほどOneDrive上で新規に作成したファイルが編集可能な状態になります。この操作によりOneDrive上にWevDAVでマウントするためのURLが作成されます。
- MS-Wordのメニューから「名前を付けて保存」を選択すると、保存先が「http://d.docs.live.net/[英数16文字]」となっている。このURLが貴方のOneDriveをWevDAVで操作するためのURLとなる。
- エクスプローラーのコンピューターから「ネットワークドライブの割り当て」を選択する。フォルダーに先のURL「http://d.docs.live.net/[英数16文字]」を指定して完了をクリックすれば良い。
- マウントしたドライブにアクセスを試みるとユーザーIDとパスワードを要求される。ここでOneDriveに接続するときに使っている、LiveIDのユーザーIDとパスワードを入力するとエクスプローラーからOneDriveにアクセス出来る。
もちろん、ドライブレターを与えているので、エクスプローラー以外の殆どのWindowsアプリケーションからもローカルのファイルと同様にアクセスすることが出来ます。