Windows Live MailからOutlook 2013以降へのデータ移行
Windows Live Essentials 2012のLive MailからOutlook 2013等にエクスポートしたときに、途中で止まってしまう原因が漸く分かった。メールを開いたときに「メッセージが見つかりません。」と表示されるメールが原因のようだ。
Live Mailを長く使っていると「メッセージが見つかりません。」といったエラーを見たことがあると思う。Live Mailのデータファイルは、アプリケーションがフリーズしたり、パソコンの電源を突然切ったり等、正常な手順で終了できなかった場合に高い頻度で壊れる。ウィルス対策ソフトウェアがメールに含まれるウィルスを見つけてファイルを消した場合などにも壊れる。壊れた結果、左側の一覧には残っているけど、メール本体のデータが見つからなくなって、こんな表示になる。
エクスポートしようとしているフォルダに、このように壊れたメールが含まれていると、エクスポート中にLive Mailが終了してしまう。
「C:\Users\Windows\User名\AppData\Microsoft\Windows Live Mail\メールアカウント名」以下に保存されています。ここに各フォルダ毎に分かれてメールが保存されているので、例えば受信箱中のエラーデータを削除したいのであれば、「Inbox」をコピーして「Inbox2」というフォルダを作成します。その後にWindows Live Mailを起動すると、Inbox2と言うフォルダが新たに認識されて正常なデータのみが取り込まれ、「メッセージが見つかりません。」とエラーの出ていたメールは無視されます。その後、元々あった受信トレイ内のメールを削除し、Inbox2内のメールを受信トレイにコピーしてあげれば、メールボックスはきれいな状態に戻ります。
このようにしてメールボックスをきれいにした後に、Outlook 2013等にエクスポートすれば、エラーで中断すること無く移行できます。