yum updateでsatyr.x86_64の更新に失敗する

yum updateを実行すると以下のメッセージが表示される。

# yum update
読み込んだプラグイン:fastestmirror, refresh-packagekit
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: ftp.nara.wide.ad.jp
* epel: ftp.kddilabs.jp
* extras: ftp.nara.wide.ad.jp
* updates: ftp.nara.wide.ad.jp
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> パッケージ satyr.x86_64 0:0.13-4.el7 を 更新
---> パッケージ satyr.x86_64 0:0.14-2.el6 を アップデート
--> 依存性の処理をしています: librpm.so.1()(64bit) のパッケージ: satyr-0.14-2.el6.x86_64
--> 依存性解決を終了しました。
エラー: パッケージ: satyr-0.14-2.el6.x86_64 (epel)
             要求: librpm.so.1()(64bit)
問題を回避するために --skip-broken を用いることができます。

以下のyum list satyr.x86_64の実行結果を見て欲しい。

# yum list satyr.x86_64
読み込んだプラグイン:fastestmirror, refresh-packagekit
Loading mirror speeds from cached hostfile
* base: ftp.nara.wide.ad.jp
* epel: ftp.kddilabs.jp
* extras: ftp.nara.wide.ad.jp
* updates: ftp.nara.wide.ad.jp
インストール済みパッケージ
satyr.x86_64                                        0.13-4.el7                                         installed
利用可能なパッケージ
satyr.x86_64                                        0.14-2.el6                                         epel

この問題はEPEL( エンタープライズ Linux 用の拡張パッケージ)リポジトリに登録されているsatyr.x86_64のバージョンと、CentOS7のBASICリポジトリに登録されているsatyr.x86_64のバージョンが異なるために発生している。yumコマンドはEPELに登録されているバージョンの新しいsatyrに更新しようとするが、CentOSのBASICリポジトリに登録されている依存パッケージのバージョンが低いため更新に失敗する。
基本的に–skip-brokenオプションを指定して、無視してしまって問題ない。
もしどうしてもエラーが表示されるのが気持ちが悪いなら「EPELリポジトリを使うのを止めろ」という話になる。

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