iRedMailでmailserverを構成してみた時の記録

iRedMailはPostfixの導入を初めてとして、Internet Mail Serverに必要な諸々の設定をWizardに答えるだけで行ってくれる便利なツールです。SMTP、POP3、IMAP4は当然として、Postfixの設定を行うためのWEBコンソールや、メールの送受信の為のWEBメール、ウィルス対策ソフトやスパムフィルタの設定までサポートしてくれます。セキュリティ上行うべき設定も一通りは自動で行ってくれるので、僕みたいな素人管理者には有り難いツールです。

使い方はとっても簡単。
iRedMail.shをダウンロードしたら、チュートリアルに従ってインストール先環境で実行してウィザードに答えていくだけです。

sudo bash iRedMail.shと起動して、ウィザードに従って操作していきます。
ウィザードは次の様な感じです。
・Welcomeメッセージ
・メールの保存先パス(デフォルトでOK)
・使用するDBMS(今ならMariaDBあたりで)
・DBMSのパスワード
・使用するWEBサーバ(今ならNginxあたりで)
・メールのドメイン名(@code-lab.netならcode-lab.netといれます)
・postmasterのパスワード
・一緒に導入するオプション(WEBメール等を選択します。デフォルトでOK。)
・・・・、と言ったことに、順番に答えていきます。
最後に設定の確認画面が表示されるので、yを入力します。
大量のパッケージが導入され、設定も適切に変更されていくので気長に待ちます。

この後にFirewallの設定を変更するかを聞いてきます。

< Question > Would you like to use firewall rules provided by iRedMail?
< Question > File: /etc/default/iptables, with SSHD port: 22. [Y|n]

[ INFO ] Copy firewall sample rules: /etc/default/iptables.
< Question > Restart firewall now (with SSHD port 22)? [y|N]

ここはデフォルトで進めます。

この後、再起動すると、動き出します。https://mail.example.com/iredadmin/に接続して、poastmasterのメールアドレス(postmaster@example.com)およびパスワードを入力すると管理画面にログイン出来ます。

最後にDNS回りの設定を行ってください。通常行うべきDNS設定も全てマニュアルとして提供されています。

でもね・・・実は最近のレンタルサーバ事業者の多くはポート25での外部接続を禁止しているので、メール送れないことにセットアップ後に気がついたりして。

「iRedMailでmailserverを構成してみた時の記録」への2件のフィードバック

  1. おっ!iRedMailな人を発見。

    そのままの設定で使っているとそこそこにメール受信拒否が発生したりしましたが
    そちらではpostfixのmain.cfなどの設定変更しましたか?

    1. 実は本格的な運用には至ってないです。ポート25の使用に制限を設けているレンタルサーバが少なくなく、不正中継などに使われるリスクも考えると運用継続するのはデメリットが大きいと考えるに至ったからです。受信拒否された場合の調査、拒否された理由は拒否したサーバ管理者のみが知るので、面倒くさいですよね。

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