選挙を電子投票に出来ない理由

引き続いて電子投票に出来ない理由とか語ってみる。

全国に投票所の数は4万7千箇所。一箇所当たり10台程度の端末を配置するとしても47万台。全国4万7千箇所の拠点をネットする、47万台の端末からなるオンラインシステムを2週間程度でセットアップする・・・単純な物量だけでもゾッとしますね。

物量だけの問題なら別に良いのです。簡単ではない理由は他にもあります。

・オフグリッド
ネットワーク障害や停電、サーバの障害は全国様々な場所で毎日のように起こっています。全国数万箇所を接続するとなると何処も障害を起こさないと言うことはほぼ不可能ですし、悪意をもって妨害される可能性も考慮すると、オフグリッドでも使える事が求められます。

・多重バックアップ
万が一にもデータが失われることがあってはなりません。データは常に多重にバックアップ(最低でも三つ。二つだと差違があったときに、どちらが正しいか判断出来ない)される事が必要です。

・堅牢性
多重のバックアップに加えて盗難出来ないように固定する処置や、記録メディア自体が破壊されないような処置が必要です。

・長寿命
選挙は 何時行われるか分からない ため、端末やサーバーは事前に購入し、数年間にわたって保管・維持しておくことが求められます。

上記のような要件を満たそうとすると、市販のタブレットをそのまま使う事が難しいと分かっていただけるかなと思います。

なおかつ操作が簡単である事はもちろん、きちんと投票が出来てることを投票者が確認出来る必要があったりと、存外面倒な要件が沢山あるのです。

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