オンプレミスでは当たり前に使っていたこともあり、 ついリレーショナルデータベースを使いたくなります。リレーショナルデータベースは一貫性を保つために、更新処理を排他的に実行します。頻繁なファイル更新を伴い、広大なメモリ領域を必要とするために、もともと仮想マシンとは相性が悪いのです。
Amazon RDSやAzure SQLでは仮想サーバーと相性の悪いRDBをクラウド上で利用しやすいように最適化しています。ですがスケールアウトにはすぐに限界が来ます。テーブル単位でしか分散できなかったり、無制限にスケールできるというものではないという認識が必要です。
将来的にスケールアウトを考えているなら、最初からスケールアウトに適したテクノロジを採用できないか検討する必要があります。