Windowsストアアプリが起動しない時の対処

フォトを初めとする、初期インストールされていたWindowsストアアプリが一切起動しなくなってしまった。起動すると「このアプリを開けません。フォトで問題が見つかりました。修復または再インストールについてはシステム管理者に問い合わせて下さい。」と表示される。
いくつかのサイトを参考にした結果、以下のような対応を試してみた。

WSRESETの実行

管理者権限でコマンドプロンプトを開き、WSRESET.EXEを起動する。WSRESETはWindowsストアの機能を初期化するコマンドです。これで復旧する例もあるようですが、復元しませんでした。

sfc /scannnowの実行

sfcは誤ってシステムファイルが変更されたりファイルが壊れてしまった場合、WindowsUpdate等の実行時に自動的に作成されているバックアップファイルを使用して、システムを復元するコマンドです。ですが特に異常は見つからず、状況は変わりませんでした。

dism /online /cleanup-image /restorehealthの実行

dismはWindowsを複数台にインストールする場合などに、OSの構成を自動化するためのツールです。コントロールパネルの「Windowsの機能の有効化または無効化」が対応します。この修復機能でWindowsの機能の有効化が上手く出来ていない場合には正常に戻るはずです。ですが特に異常は見つからず、状況は変わりませんでした。

Get-AppxPackageの実行

Powersehllを管理者権限で開き「Get-AppxPackage -AllUsers| Foreach {Add-AppxPackage -DisableDevelopmentMode -Register “$($_.InstallLocation)\AppxManifest.xml”}」を実行します。「Get-AppxPackage」はインストール済みのWindowsストアアプリを列挙するコマンドです。続く「Add-AppxPackage」で列挙したWindowsストアアプリを再インストールしています。
このコマンドを実行するといくつか「リソースが現在使用中であるため、パッケージをインストールできませんでした。」「新しいバージョンが既にインストールされていたため、パッケージをインストールできませんでした。」「パス ‘C:\AppxManifest.xml’ が存在しないため検出できません。 」と言ったエラーが表示されます。「もしやこのエラーが・・・と思ったのですが」詳細を調べてみると原因ではなさそうです。この方法でも状況は変わりませんでした。

システムの復元

システムの復元はWindows Updateやアプリケーションのインストールが行われる前に、自動的に作成されるレジストリ及びファイルのバックアップです。コントロールパネルの「システム」から「システムの保護」を選び、システムの復元ボタンを押して起動します。・・・ですが、残念な事に途中でエラーが発生して復元することが出来ませんでした。

システムの再インストール

残る手段はシステムの再インストールです。Windows 10ではスタートメニューの「設定」から「更新とセキュリティ」を選び「回復」タブを選択すると「このPCを初期状態に戻す」と言う項目があります。これを開始すると「データを残したまま再インストールする」か「データも破棄して再インストールする」かを選べますので「データを残したまま再インストールする」に進みます。以前のOSよりも手軽に再インストールできるようになっているのは良いのですが・・・これって解決方法じゃないよなぁ。

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