ウィルス対策ソフトで感染を防げない所以

とある日のVirus Total。PC向けメジャーウィルス対策ソフトで現時点で対応できているのが、McAfee、Microsoft、Baidu位しかない図。この状況がウィルス対策ソフトでウィルスやマルウェアの感染を防ぐことは出来ないとされる所以である。

Microsoft、Symantec、McAfeee、Baiduは新種のウィルスへの対応が比較的早い方だが、それでも新種ウィルス登場から半日程度は無防備な状況が生まれるのは避けられない。見ての通りSymantecではまだ検出できてない。

感染そのものを防ぐのはもはや無理なので、感染しても情報流出には繋がらない、あるいは感染に伴う異常な挙動に気がつける監視体制の構築が要求されている。

PostScript 1
余談だが勧めのウィルス対策ソフトはMicrosoftのWindows Defender。ご覧の通り、新種のウィルスへの対応が非常に早い上に、OSに標準装備で無償、安定性も高く、トラブルも少ない。WSUSによる更新の配信や、Group Policyによる設定の管理もサポートしており、企業ユースにも対応。言うこと無しである。

PostScript 2
Virus Totalは複数のウィルス対策ソフトで感染有無を調べられる便利なツールだが、アップロードしたファイルはVirusTotalと契約する各セキュリティベンダーに公開される。絶対に外部に公開できない情報を含むファイルをアップロードしたりしてはいけない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です