最近はちょっとしたプログラムを作るときに.NET Coreコンソールアプリケーションを選択するようにしている。今のところ実際にLinuxで動かすような機会はないが、クロスプラットフォームに出来るからだ。ただ通常はDLLとしてビルドされるため、PCに詳しくない人には起動手順を説明しにくい。
第三者向けにインストーラを作成して使用手順を書こうとした時に、ふと.NET Core 2.2からはDLLではなくて、実行ファイル(EXEファイル)としてビルド出来ることを思い出した。第三者向けに配布するなら実行ファイルとしてビルドしておいた方が便利そうだ。
コマンドラインから実行ファイルを生成するのは以下のように”-r win-x64 –self-contained true”指定するだけである。
dotnet publish -c release -r win-x64 --self-contained true
win-x64はRID(Runtime Identifier)でビルドするターゲットとなるプラットフォームを示します。linux-x64とかwin-arm64などと指定すれば異なるOSやCPUアーキテクチャをターゲットとしたバイナリを簡単に作れて便利です。
URL:
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/deploying/deploy-with-cli
https://docs.microsoft.com/ja-jp/dotnet/core/rid-catalog