周波数ごとの特徴 その1(VHF/UHF)

・144Mhz
基本的に見通せる距離内で交信可能です。アンテナの設置状況にもよるけれど半径20Km程度が限界。山腹など条件の良い場所なら100Kmでも交信可能です。
とても静かで、都市部で無い限り交信局はほとんどありません。
・430Mhz
基本的に見通せる距離内で交信可能です。アンテナの設置状況にもよるけれど半径20Km程度が限界。山腹など条件の良い場所なら100Kmでも交信可能です。ここまでは144Mhzと同じです。
430Mhz帯にはレピータが配置されており、ハンディ機の標準アンテナでもレピータを経由することで20~40Km程度の範囲で交信が可能になります。筑波山レピータ(標高870m)とか、赤城山レピータ(標高1820m)といった、非常に高い場所に設置された広域レピータを経由した場合100Km以上離れた局との交信も可能になります。
トラック運転手など、レピータを経由した移動局による交信が活発に行われています。
WIRES-II
レピータ間をインターネットを経由してつなげることで、広域通信を可能にしたシステムです。有志が設置したWIRESレピータ局からインターネットを経由して、遠隔地にある別のレピータ局へと中継する事ができます。
WIRES-IIのレピータ利用するには、DTMF信号を発信できる50Mhz/144Mhz/430Mhz/1200Mhz帯の無線機と、WEB上でWIRESレピータ局を探すためにインターネットに接続できる環境が必要です。
D-STAR
デジタル変調無線を使用し、レピータ間をインターネットを経由してつなげることで、広域通信を可能にしたシステムです。有志が設置したD-STARリピータ局からインターネットを経由して、遠隔地にある別のリピータ局へと中継する事ができます。D-STAR局同士でデジタル無線を使って接続したり、通常のレピータ経由の通信と同じようにインターネットを経由せずに接続する事もできます。
D-STARを利用するにはD-STAR対応の無線機を購入したうえで、D-STARのユーザ登録を行う必要があります。現状ではICOMからしか発売されていません。
エコーリンク
無線局同士をインターネットを経由してつなげることで、広域通信を可能にしたシステムです。パソコンからインターネットを経由して、遠隔地にあるリンク局から電波を発信する事ができます。リンク局や無線機を使わずにパソコン同士で交信をしたり、無線→リンク局→インターネット→リンク局→無線といった交信も可能です。
エコーリンクを利用するにはパソコンが必要です。エコーリンクソフトウェアをインストールすることで利用できます。パソコンと一般的な無線機だけでリンク局を設置する事ができるので、リンク局開設の敷居も低いです。

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