Google App Engineの弱点はバックグランドの処理を作れないこと

Windows Alureの開発経験はまだないけど、セミナーなどで聞いている限りでは、Google App Engineの最大の弱点はバックグランドタスクを作れない事だなぁ・・・と実感する。
Google App Engineにも定周期で処理を起動するcronはあるのだけど、最短でも一分周期が限度。基本的にはCGI経由で呼び出されるのと同じなので、1~2分以内に処理を完了しないと異常終了してしまう。したがってUIに相当する処理と、バックグランドで動作する処理を即時に連携させるような事はできない。
これがWindows Azureならバックグランドで処理をするプロセスを常駐させておき、UIに相当する処理と通信させることができる。
この差が結構大きくて、ログインしている複数のユーザ間でリアルタイムのデータ交換をおこなうようなアプリケーション・・・具体的に言うとゲームとかチャットとか・・・を実装しようとすると結構な問題になる。Data Store上の一つのエンティティにデータを集中させて、そこでトランザクション制御をおこなうぐらいしか手が無い。もちろん、こんな事をすればスケールアウト出来るメリットを放棄する事になるし、ユーザー数にも大きな制限を受ける事になる。
これがWindows Azureならバックグランドで調停をおこなうタスクを複数常駐させて、UIに相当する処理からの要求を順番に調停しながら処理する事も出来るのになぁ・・・。それとも私が見落としているだけで、Google App Engineなりの良い実装方法があるのだろうか?

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です