女性専用、30分フィットネスのCurvesって前々から気になってはいたんだけど、女性専用だから中の様子をのぞくわけにも行かず、TVで紹介されているのをみて目から鱗でした。
なにが凄いって、従来は必須ともいえたサービスをごっそりと削ぎ落としていること。フィットネスクラブと言えば、定番はルームランナーとか、サイクリングマシンとかでしょ?その手の定番マシンはなくてシンプルな筋力トレーニング機器しか置かない。シャワーもバスルームも全部なしという割り切り方が凄いなぁと。
実はルームランナーとか、サイクリングマシンって占有時間が長くて、30分くらいは使い続ける。仮に待ち時間を5分以下にしようとすると、おのずと6台も同じ機械を入れることになって、設備が肥大化してしまう。そこで占有時間が長くなるような機器はすべて排除して初期投資コストを抑えるとともに、施設を簡略化したんだろうな。
そして、限られたマシンを短い時間でストレスなくローテーションさせるために、1回30分、五分ごとに機器を渡り歩くという独自のトレーニングメニューが生まれたんだろう。
で、男性は個人ごとの筋力差が大きいので、トレーニングマシンのウェイト調整が必須になるけど、女性なら軽めのウェイトで調整なしでローテーションできると・・・。
シャワーやバスルームをなくしてしまったけど、小規模化して住宅地のそばに展開するなら、別になくても構わないわけだ。
一つ一つの仕掛けがうまくかみ合って新しい価値を提供しているんだなぁと思ったら感動した。