PLCモデムを購入してみた

自宅の2階と1階のネットワークを繋ぐのにPLCモデムを個人輸入してみた。
最近は無線LANの高速化が進んで、条件が良ければ1Gbpsを超えるリンク速度を得られます。ですが実際、多くの無線LAN親機は横方向に電波の指向性を持つため、上下の階には電波が届きにくいのです。また無線LANが普及したこともあり、住宅地でも多数の無線LAN基地局が検出されるようになりました。そのため使用する周波数帯域が重複して干渉し合うため、親機から少し離れるとあまり速度が上がらないのです。
日本国内ではPLCモデムは殆ど着目されず、メーカーもPanasonicとBuffaloぐらいしかありませんが、それでも少しづつ高速化しています。日本国内で発売されている物はHomePlug AV準拠の物でリンク速度は240Mbpsです。海外では、HomePlug AVを拡張したPHY-rateで500Mbpsに達する速度の物も販売されています。
IMG_20130918_202651と言うわけで、Amazon.comからTP-Link TL-PA411 KIT AV500 Mini Powerline Adapterを購入しました。米国で一般的に使われているのは240V 50hzですが、実は殆どの製品は日本で使われている100V 50hzでも動作します。この製品もメーカーサイトを確認すると、動作保証範囲は100Vから240Vとなっています。
パッケージには詳細なマニュアルを記録したCDと、簡易マニュアルが1枚、30cmほどのLANケーブルが2本、そして本体二つがはいっています。
最初はマニュアルを無視して、テーブルタップを経由して接続を試みたのですが、上手くつながりませんでした。ちゃんと壁のコンセントに直接接続しましょう。
壁のコンセントに接続したらリンクボタンを1秒ほど押します。そうすると、電源ランプが点滅を始めますので、もう一台のPLCモデムの元に駆けつけ、同じようにリンクボタンを押して、電源ランプを点滅させます。1分ほどでネゴシエーションが完了しリンクランプが点灯するので気長に待ちます。接続も簡単です。
今現在は有線LANで接続するのと遜色なく使えてます。

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