機械学習の習作をかねて作成していた、過去の雷雲発生状況検索サービスを公開しました。まだ日付単位での表示しか出来ませんが、もう2~3検索機能を追加する予定でいます。
私自身が、故障したパソコンを修理するにあたって、何時雷がなっていたか明確にする必要に迫られた事から作成した物です。気象庁のホームページには過去に遡った観測記録がありますが、観測地点の数が1県に数カ所しか無い上に、雷の有無を条件に検索する事ができません。データの基となっている雷ナウキャストも過去1週間程度しか遡る事ができません。落雷証明書を発行している気象会社もありましたがWEBで検索できるのは過去2週間までで、これ以上古い情報は有料となっていました。
これで曖昧な記憶からも、何時に落雷があったのか素早く推測できるようになります。
どの辺りが機械学習?って感じのサービスですが、基となった気象図の座標を、緯度経度にマップするために機械学習を使っています(ニューラルネットワークを使って回帰分析モデルを作る)。使用している座標系の違いや、平面から球面に戻すための幾何学計算はけっこう面倒なものなのです。自分で平面にマップした物を、球面に戻すならなんとかなると思うのですけどね。