Access Runtime 2016 64bit版のインストールを行おうとすると「次の32ビットバージョンのOfficeプログラムががインストールされているため、64ビットバージョンのOfficeはインストールできません:Office 16 Click-to-Run Extensibility Component」とのエラーになる。
この環境は32bit版だったかと思い直し、 Access 2016 Runtime 32bit版のインストールを行おうとすると 「次の64ビットバージョンのOfficeプログラムががインストールされているため、32ビットバージョンのOfficeはインストールできません:Office 16 Click-to-Run Extensibility Component」とのエラーになる。
・・・どうしろとorz
Access Runtimeインストールの基本制約
Office 2016(2019にも)にはClick-to-Runインストール版 (以下C2R版) とMSIインストール版(以下MSI版)がある。ライセンス上はどちらをインストールしても構わないが、それぞれインストール方法が異なる。プレインストールの場合、昔はMSI版が多かったが、最近は C2R版が入って居ることが多い。そしてC2R版とMSI版には、それぞれ32bit版と64bit版がある。
Access RuntimeにもC2R 版とMSI版がある。C2R版はOffice 365 Access Runtimeと言う名称で、MSI版はAccess 2016 Runtime (ないし2019)と言う名称で提供されており、それぞれ32bit版と64bit版がある。
Access RuntimeをインストールするにはC2R版かMSI版か、32bit版か64bit版かの区分が完全に一致している必要がある。さらにMSI版の場合には2013と2016、2019は混在できないのでバージョンを統一する必要がある。
過去にプレインストール版が入っていた
当該環境はプレインストール版(C2R版)でインストールされていたため、アンインストールしてMSI版を入れ直していた。だが、どうもC2R版の残骸が残ってしまっているのが原因のようである。
アンインストールが完全に行われていないためにトラブルが発生することが度々あるようで、Microsoftのホームページに完全にアンインストールするための方法が書かれている。
PC から Office をアンインストールするの「オプション 2 – アンインストール サポート ツールを使用して Office を完全にアンインストールする」に従って、アンインストール補助用の実行プログラムをダウンロードして、実行することで残骸も含めて消せるようである。無論現在インストールされているMSI版も含めてアンインストールされてしまうのであろうけど・・・
余り褒められた話しではないが、作業時間も押してきているので、Access Runtime 2010のインストールでお茶を濁してしまった。でも恐らくは上記手順でOffice 2016の残骸を削除すればインストール出来るものと思われる。